タカラヅカメモ

全組観劇のライトファンによる宝塚感想置き場。

宙組大劇場公演「天は赤い河のほとり」「シトラスの風」/3回目

三枚もチケット確保してたんだよなあ…そりゃそうだよなあ…それだけ、小柳奈穂子×「天は赤い河のほとり」に期待してたんだもんなあ(めそめそ)ってなりながら、三回目見てきた。シトラスの風が思いの外、好みな感じの素敵なショーでよかった、っていうのが三回見ての総括。

そういうわけで、まったり感想。芝居についてはノーコメント。

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・舞踏会の場面で、真風涼帆(軍服が似合うハイパーイケメン)が急にストン、ってしゃがんでポーズ決めるあたりがまさに「今から求愛のダンス踊らせて頂きます」にしか見えなくて、いつもクスってなる(※)んですが、めちゃくちゃ好きです。大好き。「シトラスの風」で一番好きな場面。

(※ 朝夏まなと版もそうだったし、むしろ朝夏まなとだと長い手を見せ付けてる感満載だったので余計そう思った)

・「かつての恋人(幼馴染)と再会した(そしたら彼女にはパトロンがいて…)」って朝夏実咲コンビがWOWOWで解説してたような記憶があるけど、真風星風ペアの今回だと、「親友の妻と恋に落ちた」って感じに見えて、それはそれで面白かった。間男感マシマシ。芹香斗亜と真風涼帆が同年代に見える(だからパトロン感が薄い)のと、星風まどかに薄幸の美女感がないからかなあ。あと、「おかえり」みたいな感じで挨拶してる真風芹香コンビの姿が、久しぶりに再会して久闊を叙する友人の図、にしか見えなかったせいもあるかも(戦地帰りの真風涼帆と、名家の子息であるところの芹香斗亜。二人は学生時代からの身分差を超えた友人で……っていう謎な脳内設定が瞬速で閃いた)。

・現時点で一番同世代感のあるトップと二番手なので、対等な友人同士での三角関係をやるなら絶対宙組で見たい。クラシカルでベタな、恋と友情の板挟みみたいなやつやってくれないかなあ。演出は全然クラシカルじゃなくていいから。社交界のドンに純矢ちとせ、みたいなベタな配役で。

・あのすばしっこそうな娘役いいなあ素敵だなあ目を惹くなあ、って思うと、大体綾瀬あきな。自覚はないけど、多分ファンなんだと思う。一番好きな綾瀬あきなは、明日へのエナジーで、黒の衣装着てかっこよく踊っているところです。フェミニンな娘役が凛々しく踊るのに心底弱いし、柄悪く振舞うのにもめちゃくちゃ弱い。娘役だけのダンサブルな場面で芯取ってくれないかなあ。一度でいいから。

・どの場面もわりと好きなんだけど、アマポーラだけちょっと退屈。こういうまったりした歌で、ダンスもわりとまったりしている場面がそれほど好きじゃないので。せめて衣装がもうちょっと素敵だったらよかったのになあ。紫はちょっと飽き気味(概ねクラシカルビジューのせい)。

・芝居仕立ての場面が好きなので、往年の名ダンサーすっしーさんの場面も好き。光るボックスのセットがわりと印象的。衣装も素敵(ただ、あの白い靴?靴カバー?だけ微妙だった気がする(デザイナー的には、あれがイイ!なのかなあ))。最後、復活した(=老いた肉体から解放された)すっしーさんが踊り狂う展開でも面白かった、とはちょっとだけ。

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次はWSSなので、頑張ってチケット確保する所存。「新作か?」っていうくらいキャストが刷新されたので、今からワクワクしてる。特に、澄輝さやとのリフと桜木みなとのアニータ。和希そらのバウも見たいんだけど、ここのところバウのチケットが全然取れないので、難しいかなあ……(取れたらいいなあ)。そんな感じ。