タカラヅカメモ

全組観劇のライトファンによる宝塚感想置き場。

宙組大劇場公演「神々の土地」「クラシカルビジュー」/2回目

クラシカルビジューの楽しみ方が二回目にして分かってきたかもしれない。なんか嫌いじゃない気がしてきたし、次見たら好きって言い出すと思う。神々の土地は既に傑作と確信した。

とりあえずチケットを買い増しして、前楽も抑えました(!)。ぬるファンだけど、たまに頭おかしくなってこういうことします。幸せなので問題はありません。

 

初回に比べて毒が抜けて、ちょっとオリガへの態度を軟化させた、ドミトリーとイリナに対してはデレデレしだしたユスポフくんを見てると、「この人単にドミトリーを皇帝にしたかっただけでは?」って思えてきた(※)。

(※…ユスポフくんはイリナも血友病の因子持ちってこと忘れてるとしか思えないけど大丈夫ですかね……ドミトリーが即位しちゃったら、結局あなたが好きな二人は結ばれないよ?大丈夫なの!?いや、クーデターが成功してもドミトリーに皇帝になる気はないと思うし、どっちにしろイリナとドミトリーは結ばれないとは思うんだけど)

ドミトリーとフェリックスの友情が深まってきたせいもあるかも。二回目はなんか、ユスポフくんの報われない(けど結構本人幸せな)片思いの物語に思えた。なんだかんだ、ドミトリーはフェリックスの思いを分かってるし、受け入れてないけど、否定はしてないよね。「友情に感謝するよ」の辺りとか。

そんなフェリックスがドミトリーを皇帝に仕立て上げたい一心で、「大公が民のためにやってくれたぞ!」って盛大に民衆を煽ったのに、結局その世論を利用したのはレーニン率いるボリシェヴィキという報われなさ。なんという皮肉。

 

いいね!ボタンを手にして神々の土地を見たら、最初から最後まで連打しすぎて、任官式くらいでボタンが壊れる未来が容易に想像できちゃうのが我ながらアレなんですが、一番滾るのは任官式で、一番泣きそうになるのはオリガと皇后の場面で、一番ドキドキするのはドミトリーによる「来ちゃった」のところです。「バカなことをした……」って自嘲するの、控えめに言っても最高過ぎない……?