タカラヅカメモ

全組観劇のライトファンによる宝塚感想置き場。

「ジュマンジ/ウエルカム・トゥ・ジャングル」

宝塚以外の予定がないGWってどうなのよ。九連休の無駄遣い過ぎでは……(※)って発狂しそうになったので、ちょっと気になってた映画を見てきた。よし、私ちゃんとGW満喫してるな。しかし、宝塚のライブ中継以外で映画館来るのっていつ以来だろ?「君の名は」以来?(てことは、2017年は一度も映画館で映画見てないのか……)

(※ あまりに暇すぎて仕事が不安になってきたのと社畜の血が騒ぎ出したせいで明日出勤することにしたので、もはや九連休ですらない。ホント、社畜ってサイテーですねダメですね)

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・そういうわけで、ジュマンジ。タイトルの意味は不明 。実は続編(リメイク?)らしいのだけど、1を知らなくても全然問題なかった。「ゲームの中に閉じ込められて生命を賭けたプレイを強制される」っていうとこだけ共通してるのかなあ(海岸でゲームを拾うところから始まるので、1のラストで海にゲームを流したのかもしれない←処分する気だったなら、もうちょっと確実にしとけよ感/言いがかりだったらゴメン)

・とにかく、その罠としか思えない暗黒ゲームの来歴とか謎とかには一切触れられず、潔く舞台設定に徹している印象。プレイする人(プレイする気を見せなかったはずの可哀想なアレックスさえも)を閉じ込めて強制的にプレイさせるヤバイゲームです以上説明終わり!オッケー?そんな感じ(まあ、あれやね、リングでいうところの呪いのビデオ的なアレ)。

・そこの説明が一番気になる人に向かないかもしれない。私は気にならないので楽しかった。

・現実世界とは全く異なるアバター(ゲームキャラクタ)に閉じ込められた高校生たちが各々のスキルを活かしてクリアを目指す中で段々友情を深めてロマンスを育むというベターな展開なわけですが、随所にベタな笑いどころがあって面白かった。あと、主人公(典型的オタク/アメリカ的にいうとナード)が自称オタクってだけの気弱そうなイケメンじゃなくて、ちゃんとぽい外見なのがよし(でもマーサは最初から結構可愛い)。

・折角ステータスが出るんだから、能力値とかレベルとかの概念があっても面白かったのに(ゲームの醍醐味って「成長」ってとこあるじゃん!)…とはちょっと思った。

・あと、スキル構成的に全員揃ってなきゃクリアできなさそうなゲーム設計なので、五人(又は欠けてる人数)揃ってゲームに触れなければ取り込まれない……みたいな設定にしなきゃ罠過ぎるのでは(アレックスマジ不幸)……とは多少。

・べサニーが凄くいいキャラクタで一番好き。現実世界ではインスタ映えに命賭けてる系女子で、ゲームの中では豊満ボディがチャームポイント(!)の中年オヤジ。なのにめっちゃ可愛い。マーサに色仕掛けを教えるところ、オッサンの見た目で色っぽいのがさすがだった(でもって間違いなく美人なのに残念な色仕掛けを次々にくり出し、最終的に腕力で解決するルビーさん、ベタだけどめっちゃ面白い)。

・最後、アレックスと再会するくだりで普通にホロリとしてしまった。だってべサニーもアレックスもいいヤツなんだもん。

・フリッジだけは「コイツ、サイコパスちゃうか」と思ってしまった。三回死んだらヤバイって知ってるはずなのに、ためらいなくスペンサー突き落とすのヤバくない……?(せめて、「あんなガタイしてて、なんで俺に簡単に突き落とされるんだよ」みたいな展開じゃないと怖すぎない…?)

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そういうわけで、普通に二時間楽しめるので、何か映画見たいなーって人にはオススメします。傑作ではないけど、笑って、ビビって、ホロリとできる良作。たまには映画もいいなあ。