タカラヅカメモ

全組観劇のライトファンによる宝塚感想置き場。

星組大劇場公演「ANOTHER WORLD」「Killer Rouge」/2回目


星組二回目。一応これで確保したチケットは終わりなので、三回目どうしようかなあ、って悩んでるところ。芝居は間違いないし、意外とショーの二回目の印象がよかった。席の差(というか、音響の差?)なのかなあ。全体的にうるさいしちょっとガチャガチャし過ぎ(嫌いじゃないけど)、って初回は思ったんだけど、今回は全然そんなことなかった。好きなショーだった。三回目悩む。

てことで、以下テキトーな感想。

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・初日から結構経ったこともあって、紅ゆずるがこなれて来たというか、ちょこちょこ地が見えているというか、全体的に押しが強くなってるような印象。個人的には、前の方が好きかなあ。康次郎としては、少し控えめな部分があった方がキャラクタに合ってる気がする(情けないけど、可愛げがあって、実は意外と目端が利く、っていうキャラクタがナチュラルに見える(あざとくない)ためには、「情けない」ってところが意外とポイントなんじゃないかなあ、と)。

綺咲愛里のお澄さんは逆にキャラ付けのための無理やり感があった「蛇をびったんびったん」の辺りが馴染んできて、キャラクタが立ってきてる。やり過ぎると、恋煩いで死にそうにない「隠れ肉食系女子」に見えて来ちゃいそうでキケンなんだけど、今のところ絶妙なバランスを保ってる(と思う)。まあ、とにかく、綺咲愛里は可愛い。あと、歌が普通にうまく聞こえて震えた。騙されてるような気がしなくもないけど、騙されてる方が幸せなので喜んで騙される。

・「虞や虞や汝を如何せん」のくだりが唐突過ぎて毎回「急に何を言い出したんやコイツ」ってなる。元ネタがあるんだろうけど、混ぜ具合がとにかく雑! なくてもいいような気がするけど、娘役の見せ場が一つ減るから難しいのかなあ。

・娘役といえば、初音ちゃんが意外と活躍するようでいて活躍しないままに終わる(何かしらの因縁があって本筋に絡むと思ってたら特になかった)ので、ちょっと勿体ない感あり。あと、有沙瞳はこういう役(ちゃきちゃき娘?)が似合わんなあ、と(途中の劇中劇みたいなところで本領発揮!なので、理由のあるキャストではあるんだけど)。

・最終的に三途の川ダイブし始めるのがやっぱり分からないまま。あと、生活苦一家心中の親子とかコロリ御一行とか、明らかに三途の川の渡し賃が払えなくない……?、とかは地味に気になる(けどまあ、面白いからセーフ)。

・最後、全員で三途の川ダイブして生き返るエンドでもよかったのになあ、とはちょっとだけ。

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・ショーは礼真琴の編込みに今更気付いて、めちゃくちゃかっこいいやん!!ってテンション上がった。かっこよかった。わりと礼真琴には霧矢大夢を重ねて見てるとこがあるので、霧矢大夢でもそういうファンキーな髪型見たかったわあ…ってこれまた今更なことを思ったり(「STUDIO 54」の髪型とか大好き)。

・わりと好きな曲が多いショーで、それだけでショーって楽しいので、善場面楽しかった。オープニング(多分)でドラゴンのセットが出てくるところだけちょっと笑える。うーんこの中二センス……(嫌いじゃない)。

・礼真琴が狼男で出てきて歌う曲(パラパパみたいなのと、その後の「愛のバッテリー♪」的な歌詞の)がわりと好み。この辺りのストーリーは二回見てもやっぱり謎だったけど……あと、エージェント紅ゆずると怪盗ルージュの場面も設定が相変わらず謎。美しいからいいんですけど。